ウカタマ!

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Colobockle コロボックル 

京都の恵文社一乗寺店で売ってたColobockleというポストカードに、myhurtのheartはわしづかみされてしまった。
60年代っぽい色使いで、キャラはなんとなくチェコの絵本に出てきそう。大好きなポヤルのアニメ「ぼくらと遊ぼう」を思い出す。

僕はこういうのを求めにチェコへ行ったんだけど、意外と見つからなかった。古本では結構見たけど、最近のものではなかった。
子ども向けの工作絵本やカレンダーなどもあります。作者は僕と同い年の日本人だって。
画像は載せたらダメだろうから、リンクはっておこう。ホームページもかわいく、子どものための姿勢と考え方は僕と近い。
Colobockle
その時買ったポストカード  
絵本

別に普段から子ども向けのものが好きなわけじゃないけど、これはかなり僕のツボを押さえてる。色とか手作り感が好きなのかなあ。
もし子どもがいたら、買い与えるという名目で一緒に楽しむことでしょう。

恵文社一乗寺店は、そんなに大きくない店だけど、文学、写真、建築、マンガなど、普通の本屋には無いマニアックで専門的な商品が多い。奥は雑貨とギャラリーで、いい展覧会がよく行われてる。Colobockle展も今度あるらしい。忘れないようにここに書いとこ。

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『はだかの王様』展
2/1(火) - 2/14(月)  恵文社 ギャラリーアンフェール

アンデルセン童話「はだかの王様」(ブロンズ新社)の絵本の出版にあわせ
京都、恵文社のアンフェールギャラリーにてcolobockleの個展を開催します。
王様の着せかえ人形のペーパーキットなども展示販売予定。

恵文社

ある意味トラウマ「米倉斉加年」 

米倉斉加年は「よねくらまさかね」と読む。

変わった名だが、僕がこの名前を初めて記憶したのは意外と早い。小学校の頃(中学かもしれん)学校で授業の一環として見た「ムッちゃんの詩」という映画である。
この映画は、戦時下の庶民の不幸を描いたもので、登場人物の少女は疎開先で結核に冒され、やがて死んでしまうという、どうにもこうにもな映画である。
ストーリーは最近ネットで調べるまで全く記憶していなかったが、僕は当時見終わった後、周りで泣いている女の子達を小馬鹿にしながら、俺は感動なんかしちゃいねーぜ的なニュアンスをかもし出す事に精一杯だった事を覚えている。
なぜなら、非常に感動したからである。

僕は家に帰って布団にくるまり、学校で泣かなかった分、大号泣した。
小学校の多感な時期に戦時下の悲惨な体験を聞かされ、戦争なんてクソだ!っていう純粋な反戦っ子が誕生した瞬間である。大人になってからは、そんな短絡的な事も言わないようになったが。
ちなみに、それ以前に見ていた「はだしのゲン」は僕にはホラー映画にしか見えず、感動すらなかったので、それはもうすごい衝撃だったに違いない。

映画では、金さんという朝鮮人の兵士が出ていた。金さんは異常に優しかった記憶がある。僕は金さんのカッコよさに惚れてしまい、映画のエンドロールで、金さん役の人の名前を目を凝らして探した。
それが米倉斉加年という名前だった(その当時は読めず)。

彼はあまりよくTVなどに出ている俳優ではないので、その後僕は全く彼の名前も忘れ、作品にも出会わなかった。
しかし6年ほど前、米倉斉加年という名前を友人宅で見て驚いた。その米倉斉加年という人は画家だった。そして、その人が描いた画集を見てさらに驚いた。
小学校の教科書の挿絵で、「嫌いではないのだが、なんか目を背けたくなるようなむずがゆい絵」だと僕が思った人の絵だった。水彩やクロッキーで描かれたこどもの顔は、ほっぺたもふっくらとして、愛らしいのだが、時として黒目が塗りつぶされず白かったりするので、少し不気味にも見える。僕にとっては、この絵は一種のトラウマの一つである。
絵を見たら、ああこの人か、という人は僕以外にも多いのではないだろうか。

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そしてこれは4年ほど前か、TVでワイドショーを見ていたら、米倉さんは金に困ってるという内容のニュースをやっていた(なんじゃそりゃ)。
現在も絵に芝居にと活動中であるらしい。

そしてそして、つい数ヶ月前、古本屋である絵本を買った。
「多毛留」というタイトルのその絵本は、米倉斉加年原作・絵で、内容は漁村に住む男と、海に渡りついたある女とその子の話。
77年の作品なので、絵はどこかサイケデリック調でもある。
語り口が、彼の故郷である九州のおばあちゃん口調で、味わい深い。いい絵本だと思う。

役者として、さらに画家としても僕の幼い記憶の深いところにいる人。彼の作品をもっと見たい。

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まさかね見世

諸星大二郎の独特 

一般的に大人にとっての漫画というものは、娯楽であって、時間つぶしのための読み物でしかない。通勤電車で30分くらいで一冊読めるくらいの密度でなければ、時間つぶしにはならない。
しかし、漫画というのは他の表現方法と同じく、時に芸術的であり、時に読者の人生にまで影響を及ぼすほどの力を持った作家や作品が生まれることがある。


諸星大二郎の描く漫画は決して暇つぶしにならない。もし通勤電車で「不安の立像」など読もうものなら、その日は会社に行く気になんかならないだろうから、諸星作品は娯楽どころか毒である。

「不安の立像」
主人公は普通のサラリーマン。毎日、満員の通勤電車に乗る彼は、ある日、電車の外に黒い人影を見つける。ただその影は線路脇で何もするわけでなくたたずんでいる。その黒い影は誰もが見ているが、それはふとした瞬間に消えてしまう。 気になった男は、電車を降りて影との接触を試みるが。。。

諸星大二郎の描く漫画は決して人に媚びない。寡作ではあるが、それゆえか全ての作品のクオリティがほぼ等価である。
絵は好き嫌いが分かれるところだ。劇画っぽくもあり漫画っぽくもあり、デッサンは狂ってるし決してうまくはないが、すごく魅力的な絵である。最近の漫画家は絵が下手糞だが、諸星大二郎の絵にはオリジナリティがある。デビューから20年以上変わらない絵のスタイルは、誰の真似でもない、彼だけの独特に違いない。

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「妖怪ハンター」「生物都市」「子供の王国」「鎮守の森」「影の街」「諸怪志異」「無面目」「感情のある風景」「ぼくとフリオと校庭で」「地下鉄を降りて・・・」etc.
どれも暇つぶしになどできない作品ばかりだ。ぜひ一読を。。