辞書連想 第十回 「撥鐙法」
- 2005/04/21
- 15:27
はっとうほう 【撥鐙法】 書道で、筆を浅く執り、自由に筆を動かして書く筆法。(初めての方は、本編の前に辞書連想「はじめに」を読んでください)++++++++++++++++++++++++++++++++++++++小学1年の時、新聞に顔写真が載った。書道コンクールで1等を取ったのだ。僕は毛筆のぶっとい太字で「花」と書いた・・。いや、書いた記憶はないのだが新聞に載ってるのだから書いたのだ。+小学1年か...
辞書連想 第九回 「装束く」
- 2005/03/06
- 15:26
しょうぞく 【装束く】 〔名詞「そうぞく(装束)」を活用させた語〕(1)装束を着ける。よそおう。「しなやかなる童の、えならず―・きたるぞ歩み来たる/源氏(夢浮橋)」(2)支度を調える。飾りつける。「―・かれたる御琴三つ御笛三つとりいでさせ給ひつ/宇津保(蔵開上)」(初めての方は、本編の前に辞書連想「はじめに」を読んでください)++++++++++++++++++++++++++++++++++++++今日の...
辞書連想 第八回 「地衡風」
- 2005/02/19
- 15:26
ちこうふう 【地衡風】・・・ 気圧傾度による力と、地球の自転によるコリオリの力とが釣り合って吹く風。等圧線に平行に、気圧の低い方を左側に見て吹く。(初めての方は、本編の前に辞書連想「はじめに」を読んでください)++++++++++++++++++++++++++++++++++++++家に帰るまでの坂を登っていると、太ったおばさんがすごいスピードで俺の方に駆け下りて来た。「とーめーてー」どうやら勢...
辞書連想 第七回 「葉」
- 2005/02/06
- 15:25
は【葉】・・・維管束植物の基本器官の一。枝や茎につき、主として同化・呼吸作用を行う。多様な変態を示し、機能や形態によって子葉・普通葉・包葉・鱗片(りんぺん)葉・花葉などに分ける。普通葉の形態は種によって異なり、分類上の手がかりとされる。「―が茂る」(初めての方は、本編の前に辞書連想「はじめに」を読んでください)++++++++++++++++++++++++++++++++++++++まったく最近の...
辞書連想 第六回 「て」
- 2005/01/30
- 15:24
て ・・・・・〔助詞「って」が撥音「ん」で終わる語に付く場合に用いられる〕1(格助)(1)動作・作用の内容を表す。と。「これはなん―いうのだろう」「ぼくは知らん―答えておいた」2)次に来る語の説明的な内容を表す。という。「日本―国は狭いね」2(係助)(1)語や文を話題として提示する。というのは。「ポンかん―みかんの一種かしら」(2)相手の質問・命令・希望などを受けて、それを話題として提示する。といっても。3(...
辞書連想 第五回 「はんみょう」
- 2005/01/18
- 15:22
はんみょう 【斑猫】 (1)甲虫目ハンミョウ科に属する昆虫の総称。体長1、2センチメートルの甲虫。地表をはうものが多い。幼虫・成虫とも他の昆虫を捕食する。(2)(1)の一種。体長約2センチメートル。黒紫色の地に赤・緑・白の美しい紋様がある。路上に多く、人の歩く先へ先へと飛ぶさまから「みちおしえ」「みちしるべ」などと呼ばれる。幼虫は地面に穴を掘ってすむ。ナミハンミョウ。[季]夏。(3)マメハンミョウとツチハンミョ...
辞書連想 第四回 「白帝城」
- 2005/01/11
- 15:21

はくていじょう 【白帝城】 ・・・・(1)中国四川省東部、揚子江中流北岸にあった城。三国時代に蜀(しょく)の劉備が諸葛亮(しょかつりょう)に後事を託して没した所。(2)愛知県犬山市にある犬山城の別名。(初めての方は、本編の前に辞書連想「はじめに」を読んでください)++++++++++++++++++++++++++++++++― 偉大なる横山光輝先生に捧ぐ ―三国志ファンってのは語りたがる人が多い。実は僕もその...
辞書連想 第三回 「刷毛目」
- 2005/01/06
- 15:21
はけめ 【刷毛目】 ・・・・(1)刷毛で塗料などを塗ったあとにつく筋。「―がつく」(2)刷毛で白泥(はくでい)を塗った上に釉(うわぐすり)をかけた陶磁器。朝鮮陶器で始められたもの。(3)二色の糸を、たて糸・よこ糸ともに一本おきに用いて平織りにした細い縞。片面は縦縞、他の面は横縞。刷毛目縞。(初めての方は、本編の前に辞書連想「はじめに」を読んでください)+++++++++++++++++++++++++(2)の意味に...
辞書連想 第二回 「竹渓」
- 2004/12/31
- 01:01
ちくけい 【竹渓】 ・・・中国、山東省泰安県の東南、徂来山下の地名。(初めての方は、本編の前に辞書連想「はじめに」を読んでください)+++++++++++++++++++++++++竹渓には、必ず年に3回は行く。金銭的な都合で2回しか行けなかった場合は、次の年に4回行く。前の年に行けなかった分も行っておきたいのだ。もし、運がいい年で4回行けたら、次の年は2回しかいかない。お金ももったいないしあまり行き過...
辞書連想 第一回 「腹を痛める」
- 2004/12/28
- 15:20
「腹を痛める」・・・・・生みの苦しみを味わう。子を産む。「この子は私が―・めた子です」(三省堂「大辞林」より)+++++++++++++さて、第一回「辞書連想」のはじまりである。細かいルールは前回の「はじめに」を読んでください。「腹を痛める」とは、なかなかいい言葉である。「腹が痛い」とそんなに変わらないのに、意味が全然違う。女性が子どもを産む時に味わう「痛み」を、男性に与えたら、間違いなく死んでし...