夏旅(2)広島~石見銀山
- 2006/09/04
- 01:26
2日目
8時ごろ起床。車の中は意外と寝れるが、寝返りは打てないので、やはり少し疲れが残る。9時までに移動しなければ料金を取られるので、平和記念公園へ。公衆トイレで顔を洗う。そういえば10年前はじめて広島に来た時もここにお世話になった。
コンビニでおにぎり買って9時から今日もアニメフェスへ。ロシアの「お馬さんの話」、スウェーデンの「ブランド・ティストラー」がよかった。
晩飯は広島焼きを食う。「へんくつ屋」という店。店員がダルそうだったがうまかった。
夜もコンペティションを見たがやはり途中退場。最終日に受賞作だけが上映されるので、それに期待することにする。
すっかり夜になり、昨日と同じ風呂屋へ。券売機で券を買い、カウンターのおばちゃんに渡すとロッカーのカギをくれるのだが、昨日と色が違う。変だなと思いつつのれんをくぐると、「ちょっと!違いますよ!」って言われる。へ?何が?のれんを見ると女湯の文字。。謝ってそそくさと男湯へ。毎日男湯と女湯が入れ替わるらしい。はずかし。。
最近自分が天然だということに気づいてきた。。
明日は島根へ移動する予定。
3日目朝
朝起きて出雲大社を目指す。下道で広島から3,4時間の予定。途中断魚渓という景勝地を通る。駐車場に車を止め5分ほど山道を歩くと川の流れる音が聞こえてきた。期待が高まる・・・が、うーん。普通。とりあえずいい汗かいた。

気を取り直して出雲への道をひた走る。途中で「宇宙神道 世界神宮」という文字。何だろう?新興宗教?おもしろスポット?ちょっと見たい、と思って探すもよく場所がわからない。気になるがあきらめた。
正午頃,石見(いわみ)銀山へ到着。まず五百羅漢があるという羅漢寺に行く。江戸時代に岩山を削ってお堂を造り,その中に500体の羅漢を収めたという。

風化防止のための扉を開けると、さまざまな姿の羅漢たち。にこやかにしているもの、まじめに経を読んでいるもの、片ひざ立てて隣や後ろと談笑しているもの、さまざまな表情を持った羅漢たちがおもしろい。しかし、その中になんじゃこりゃ!っていう羅漢がいた。
その羅漢は、袈裟の懐の所に、何か丸いものを隠し持って大笑いしていた。何だろうと良く見ると、お釈迦さまの頭だ。ブロンズ色なので、仏像の頭部なのだろう。
「すんません、盗んできました。なはは」と言っているかのようなその姿に、こっちも爆笑してしまった。そんなことしたらアカンやん!
お堂内部は撮影禁止だったため、みなさんにお見せできないのが悔やまれる。
羅漢を満喫後、近くの蕎麦屋で昼飯にそばをいただく。
石見銀山の中でも一番大きい間歩(まぶ。坑道の入り口)である、龍源寺間歩へ向かう。駐車場なのかなんなのかわからない広いスペースに駐車する。どうやら僕一人のようなので、適当な場所に止める。
間歩の方へ歩いていくと家族連れとすれ違う。子供が「なんでこげん歩かんといけんのけんねえ?」と言っていた。子どもの話す方言はかわいい。
間歩の入り口はしっかりと丸太で作られていて(後になって作られたものかも)、上には神棚があった。

中に入るとひんやりと涼しい。まるで天然冷蔵庫。少し体をかがめなくてはいけないくらいの大きさ。
人が通る道とは別に所々小さい穴がいくつかある。それらは空気穴や、排水口として掘られたものだ。

間歩を出てすぐの佐毘売山(さひめやま)神社を参拝。お社がいい感じに味が出ている。採掘が盛んな時には、この土地は繁栄していた事だろう。


この銀山は、江戸時代、世界でも有数の銀の産地だった。よくあんなに奥深く掘る技術があったものだ。江戸人おそるべし。しかし、おそらく、ここで採掘された多くの銀は、その当時の拙い貿易のために無駄遣いされたのではないだろうか。せっかくの資源も、適切な使い方をしなければ、国を貧しくさせるだろう。そういう意味では当時の日本人は遅れていただろうし、やはり世界を見渡せる人が必要だったのではないか。
そんな事を考えながら駐車場へ戻ると、僕の車一台だったはずが5台に増えていた。適当に何も考えず止めた僕の車を基準として、あとから来た人がそれに合わせて整然と駐車していた。ちょっとおもしろい。
まだ午後2時。出雲大社へ向かう。
8時ごろ起床。車の中は意外と寝れるが、寝返りは打てないので、やはり少し疲れが残る。9時までに移動しなければ料金を取られるので、平和記念公園へ。公衆トイレで顔を洗う。そういえば10年前はじめて広島に来た時もここにお世話になった。
コンビニでおにぎり買って9時から今日もアニメフェスへ。ロシアの「お馬さんの話」、スウェーデンの「ブランド・ティストラー」がよかった。
晩飯は広島焼きを食う。「へんくつ屋」という店。店員がダルそうだったがうまかった。
夜もコンペティションを見たがやはり途中退場。最終日に受賞作だけが上映されるので、それに期待することにする。
すっかり夜になり、昨日と同じ風呂屋へ。券売機で券を買い、カウンターのおばちゃんに渡すとロッカーのカギをくれるのだが、昨日と色が違う。変だなと思いつつのれんをくぐると、「ちょっと!違いますよ!」って言われる。へ?何が?のれんを見ると女湯の文字。。謝ってそそくさと男湯へ。毎日男湯と女湯が入れ替わるらしい。はずかし。。
最近自分が天然だということに気づいてきた。。
明日は島根へ移動する予定。
3日目朝
朝起きて出雲大社を目指す。下道で広島から3,4時間の予定。途中断魚渓という景勝地を通る。駐車場に車を止め5分ほど山道を歩くと川の流れる音が聞こえてきた。期待が高まる・・・が、うーん。普通。とりあえずいい汗かいた。

気を取り直して出雲への道をひた走る。途中で「宇宙神道 世界神宮」という文字。何だろう?新興宗教?おもしろスポット?ちょっと見たい、と思って探すもよく場所がわからない。気になるがあきらめた。
正午頃,石見(いわみ)銀山へ到着。まず五百羅漢があるという羅漢寺に行く。江戸時代に岩山を削ってお堂を造り,その中に500体の羅漢を収めたという。

風化防止のための扉を開けると、さまざまな姿の羅漢たち。にこやかにしているもの、まじめに経を読んでいるもの、片ひざ立てて隣や後ろと談笑しているもの、さまざまな表情を持った羅漢たちがおもしろい。しかし、その中になんじゃこりゃ!っていう羅漢がいた。
その羅漢は、袈裟の懐の所に、何か丸いものを隠し持って大笑いしていた。何だろうと良く見ると、お釈迦さまの頭だ。ブロンズ色なので、仏像の頭部なのだろう。
「すんません、盗んできました。なはは」と言っているかのようなその姿に、こっちも爆笑してしまった。そんなことしたらアカンやん!
お堂内部は撮影禁止だったため、みなさんにお見せできないのが悔やまれる。
羅漢を満喫後、近くの蕎麦屋で昼飯にそばをいただく。
石見銀山の中でも一番大きい間歩(まぶ。坑道の入り口)である、龍源寺間歩へ向かう。駐車場なのかなんなのかわからない広いスペースに駐車する。どうやら僕一人のようなので、適当な場所に止める。
間歩の方へ歩いていくと家族連れとすれ違う。子供が「なんでこげん歩かんといけんのけんねえ?」と言っていた。子どもの話す方言はかわいい。
間歩の入り口はしっかりと丸太で作られていて(後になって作られたものかも)、上には神棚があった。

中に入るとひんやりと涼しい。まるで天然冷蔵庫。少し体をかがめなくてはいけないくらいの大きさ。
人が通る道とは別に所々小さい穴がいくつかある。それらは空気穴や、排水口として掘られたものだ。

間歩を出てすぐの佐毘売山(さひめやま)神社を参拝。お社がいい感じに味が出ている。採掘が盛んな時には、この土地は繁栄していた事だろう。


この銀山は、江戸時代、世界でも有数の銀の産地だった。よくあんなに奥深く掘る技術があったものだ。江戸人おそるべし。しかし、おそらく、ここで採掘された多くの銀は、その当時の拙い貿易のために無駄遣いされたのではないだろうか。せっかくの資源も、適切な使い方をしなければ、国を貧しくさせるだろう。そういう意味では当時の日本人は遅れていただろうし、やはり世界を見渡せる人が必要だったのではないか。
そんな事を考えながら駐車場へ戻ると、僕の車一台だったはずが5台に増えていた。適当に何も考えず止めた僕の車を基準として、あとから来た人がそれに合わせて整然と駐車していた。ちょっとおもしろい。
まだ午後2時。出雲大社へ向かう。
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