ウカタマ!

矛盾 

坂東眞砂子という作家が新聞にこんな記事を載せたとか。
日経新聞夕刊金曜日連載「プロムナード」より
一見もっともらしく聞こえるが、何か薄っぺらいものを感じた。直感は大事なので、この思いのまま行ってみる。

「もし猫が言葉を話せるなら、親猫は子を産みたいと言う」としたら、「子猫を殺すな」とも言わないだろうか。
『私は自分の育ててきた猫の「生」の充実を選び、社会に対する責任として子殺しを選択した。』、では子猫の「生」の充実はどうでもいいのか。

そもそも子どもは親だけが生むものだろうか。子どもは生まれようとして生まれてきたのではないのか。それに親は快楽のために交尾をするが、それよりもっと純粋に生きようと思ってるのは子どもの方じゃないのか。ならば、そいつらが、大人になって味わう「生」は排除してもいいのか。

と、ここまで偽善者の方のmyhurt が言った。ここでもう一方のmyhurtが、

でもこの記事を見て、一方的に嫌悪感を覚えて糾弾する奴も人として信じられない。筆者は悪か?それならお前は善か?去勢する事に罪悪感は無いのか。
お前が同じ立場ならどうする。保健所も無いタヒチで野良猫を増やしたならどうなることだろう。
もし経済的に飼えなかったり、自分に赤ん坊や病身の肉親などがいたら、衛生上野良猫は排除すべきだろう。その時は、この筆者のようにするのではないのか?
え?タヒチには保健所が無いのかって?
そりゃ無いのだろう。自分で手を下すという事はそういう事だ。もし、保健所があるのに、自分で殺してたらこの筆者はやっぱりおかしい。

あれ?まだ偽善者myhurtががんばってるような気がする。。

++

この件知らなかったけど、嫌だなと思ったのは、この文章を載せたくせに反響が多かったので連載を打ち切る日本経済新聞の信念の無いジャーナリズムと、こんな文章を読まなければペットを飼う事の意味を考えない人間がいるという事実。

僕は犬が大好きだ。今も欲しい。しかし、飼うなら去勢するだろう。
しかし、去勢なんてひどい事をしてもいいのだろうか。だが、生まれた子犬をこの手で殺す事などできない。だから去勢はするが、その分、この子を可愛がってやろうと思う。でもこれは単なる人間のエゴなのではないか?
などなど色々考えるだろうが、それでいい。いろんな矛盾を孕みながら人間は動物を飼えばいいと思う。

何かと白黒つけようとするのが問題で、どちらの意見も矛盾だらけで善も悪も無い。
これはやはり新聞に載る記事ではない。もし、そんなことに白黒つけるなら、今のペットとしての犬や猫という存在自体どうなのかという事になる。
このあいだ、テレビで、一番バカな犬の種類は?というランキングをやっていた。人間が人工的に交配させて生まれた生命に対してバカとは何だバカとは。
それについて抗議した奴はどれほどいるんだ。この件と同じくらいいないとダメだ。

矛盾を孕んだ人間自体がそもそもの間違いだ。でも、その罪を背負って生きていくしかないじゃないか。そう考えると、極論には到達しないはずだ。
とりあえず、タヒチに保健所を作れ。日経新聞社、お前等が金出せ。

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