もっぱらひとりでできるもん 第1回

僕の隣は結婚して出て行った姉の部屋だ。
もう結婚して一年以上経つし、出戻りは無いと確信して僕の部屋の荷物を少し移住させる事にした。

僕の部屋は何しろモノが多い。楽器、オーディオ機器、漫画、ビデオ、DVD.CD、本、PC。雑然としてるしオタクの部屋みたいだ。ていうかオタクだ。いや違う。モノが捨てれないだけだ（やっぱオタクだ）。
彼らならフィギュアもちゃんとディスプレイするだろうし、ビデオも女優別に並べるだろう。
しかし、片付けるのも整理も苦手だ。よく、勝手に人の机を片付けるなと怒る人がいるが僕の場合大歓迎である。

だがまあ謎の病気も治ったし、元気が一番と思い、生活の改善も求め部屋を掃除する事にした。
部屋が掃除しおわった瞬間に、何か、何かが生まれると思うのだ（アホだ。どうせ物欲だろう）。

この三日間で部屋掃除を終わらせてやる、と宣言。
そしてやるべきことは５つ。

１・姉の残しているものを隅においやる
２・本CDビデオなどを棚やダンボールに入れ、一部を隣の部屋へ移住させる
３・オーディオ周りのレイアウトや配線を整理する
４・いらないものを捨てる
５・部屋を飾る

１は簡単のようで難しい。下手に触れると姉の逆鱗にも触れることとなる。
２はとりあえずの処置だ。並び替えなどはあとからあとから。。
３。これは何か作業するたびに配線替えたり移動させたりとかアホらしいので、ちゃんと使いやすいようにしたい。
４。掃除で一番重要なのはこれだ。明日のために捨てろ捨てろ捨てろ（無理だ無理だ無理だ）。
５。今の部屋ははっきり言って落ち着かない。

と宣言したのもつかの間、今日は一つの棚を動かしただけで昼寝してしまった。ぐうたらめ。