最近よく怒っている。言いたい事を伝えられない自分が悪いのだが、そのはがゆさに怒っている。
死んだら食えない。食えなくて死ぬ人とは違う。だから食う。
死んだら笑えない。笑えなくて死ぬ人とは違う。だから笑う。
死んだら見えない。見えなくて死ぬ人とは違う。だから見る。
死んだら死ねない。死にたくて死ぬ人とは違う。だから生きる。
この世の中は本当にそこら中に楽しさが溢れている。
それらは実は大したものじゃない。
雲の流れを見るもいい、季節の風の変化を感じるもいい、
米のうまさを感じるのもいい、子どもがそこらで遊んでる姿を見るだけでもいい、家族や恋人がテレビを見て笑っているのを見るのもいい。
すべてそこにつまっている。すべてそこに楽しさ、喜びがつまっている。特別な事じゃない。当たり前の事ばかりだ。
それらを維持して行く事は、辛いかもしれない。でも、それは必ず喜びに変わる。
悩みは想像から来る。
将来どうなるだろうかという想像、恋人の心が離れているのではないかという想像。
マイナスの方に想像力が働くのは分かる。人間は辛い思い出の方を思い出しやすいからだ。これは特別な事じゃなく誰にでもある事だ。
そうなる前に思い出して欲しい。普通の日を。楽しかった日を。
そういう日はまた来る。待たなくても来る。楽しい事と辛い事は巡るようにできている。
想像力とはそういう風に使うものだ。その日が来るまで、待つために、我慢するために使えばいい。
もう何度も言いたくない。届いていないのかと不安になる。
だから思い出して欲しいと思う。
前回の詩でもう全部言った。まだ届かないのなら何度でも言う。
ここにある。あそこにある。そこら中にもある。
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